自動車リサイクル法とは、廃車時のゴミを減らして環境問題への対応を図る為に出来た法律である。
平成14年7月12日に成立した法律で、平成17年1月1日より施行された。
簡単に言えば、廃車にする車から出るものを正しく処理して、出来る限り資源として再利用しようとするもの。
自動車は廃車後、解体業者によって廃車1台あたり約8割が資源としてリサイクルされている。
廃車の金属やガラス、ゴムなどが主に資源となる。
正式名称を、「使用済自動車の再資源化等に関する法律」という。
自動車メーカーがリサイクルの責任を果たす。
処分にはそれなりの費用がかかるが、不法投棄や不適正処理が増えると環境はどんどん汚染されていく。
廃車時にかかるリサイクル費用は車の所有者が負担する事になり、基本的に新車購入時に支払うことになる。
リサイクル料金の支払い方法は、車一台に付き一回の支払いとなり、車の車種によって金額が異なる。
日本国内において1年間に廃棄される自動車はおよそ400万台である。
被けん引車(トレーラー)、二輪車、大型特殊自動車、小型特殊自動車等は法律の対象外である。
一般的に乗用車やトラックよりバスの方がリサイクル料金が高い。
カーエアコンから出るフロンガスは、適正な処理がされないとオゾン層を破壊してしまう。